先日、別府署員の携帯電話に妻から連絡があった。妊娠中の妻は初めての出産を間近に 控えて県外の実家で暮らしているため、署員には定期的に検診結果などを報告していた。

この日は、逆子で育っていた赤ちゃんの体が正常な向きに移動していたことが分かったという。
妻は安心して喜んだ様子だったが、実はもう一つ、新たに判明したことがあるという。

赤ちゃんが女の子だということは以前から知らされていたが、この日、赤ちゃんの映像を 見たところ、目鼻などの顔立ちが署員にそっくりだという。
夫婦それぞれに幸せな思いに満たされ、「誕生が待ち遠しいな」と心躍る署員だった。

[大分合同新聞]2013年03月12日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/126

辺りがまだ暗い先日の未明、パトカーで管内をパトロールしていた大分中央署員は、 道路脇に黒い影が動いているのを見つけた。
影の正体は上下黒いジャージーを着た高齢の男性。
停車して話を聴くと散歩中とのこと。

男性の姿は暗闇に溶け込んでおり、速度の出ている車なら見つけるのが遅れ、事故につながる恐れもある。
署員は「暗い時間帯の散歩はできるだけ控えるか、明るい色の服装にするように」と伝え、 持っていた反射材付きリストバンドを手渡した。
「ドライバーはもちろん、歩行者の方も夜間は十分注意を」と署員。

[大分合同新聞]2013年03月07日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/123

先日の夜、若い知人とお酒を飲みに行った大分中央署のベテラン署員。
話が進むうちに「最近、物を置き忘れることが多くなった」という話題になった。
署員は「この前も着替え中に携帯電話をロッカーの上に置いていたら、そのまま置き忘れてしまったよ」 と失敗談を披露。

「よくありますよね」と同意する知人とともに「自分の行動をしっかり意識して絶対に忘れ物はしないぞ」 と固く決意した。

飲み会を終え、店を出た署員。家族に連絡を取ろうとポケットに手を入れたところ、「携帯電話がない！」。 どうやら店に忘れてきたようだ。署員は「言ったそばからこれだよ」とがっくり。

[大分合同新聞]
http://minijikenbo.com/ontime/detail/120

先日夕、大分南署員らが勤務終了後、ロシアでの隕石（いんせき）落下事故の報道を受け 「恐ろしいなぁ。隕石が来たらどうしよう」などと話し合っていたところ、
突然「ドン！」 という大きな音が。「 まさか隕石か」と慌て、一斉に署の前の国道に飛び出した。

すると、隕石が落ちた様子はなく、 起きていたのは車２台が絡む追突事故。署員たちは迅速に交通整理に当たり、救急車を手配した。

ベテラン署員は「隕石が落下する確率よりも事故を起こす確率の方が高い。ドライバーの皆さん、安全運転を」。

[大分合同新聞]2013年02月27日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/117

先日の夜、別府署の若手署員がパトカーで別府市内をパトロールしていた時のこと。

交通違反の車や不審者がいないか、注意深く周囲を見渡しながら市道を進んでいると、突然、 小さな“物体”が飛び出してきた。
慌てて急ブレーキを踏み、間一髪で衝突を免れた。よく見ると野良猫。
地下を流れる温泉の熱で温められたマンホールの上で休んでいて、パトカーに驚いたらしい。

それから、運転中はマンホールに特に注意するようになった署員は「温泉都市・別府ならではの悩みだなぁ」。

[大分合同新聞]2013年02月22日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/114

先日の夜、別府署のベテラン署員は、今春定年を迎える県警同期の送別会に出席した。 大分市内の宿泊施設の一室を借り切り、警察学校時代からの仲間約５０人が集結。

久々の再会に、皆で昔話に花を咲かせて盛り上がり、最後は署員のカメラで全員そろって記念撮影した。
後日、署員が写真を現像したところ、写真右下に印字された日付が１年半以上前のものになっている。

どうやらカメラの日時設定を修正していなかったのが原因らしい。
大きな間違いに仲間の反応を気にしていた署員だったが、同期らは笑って許してくれた。 「心の広い、素晴らしい同期に恵まれたよ」とホッとした署員。

[大分合同新聞]2013年02月19日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/111

１４日のバレンタインデーの朝、別府署の若手署員は、共用の棚の上にたくさんの チョコレートがあるのを見つけた。

紙を器用に折って作られた小箱の中に、数種類のチョコレートやあめがあり、
自由に食べられるようになっている。
ありがたく頂いていると、出勤してきたベテラン男性署員がうれしそうな表情を浮かべた。

実はこのチョコ、ベテラン署員が日頃から机の中に忍ばせていたものを自分だけでは 食べ切れないとお裾分けしたもの。
意外な贈り主に動揺した若手署員は「ホワイトデーのお返しはした方がいいのかな…」。

[大分合同新聞]
http://minijikenbo.com/ontime/detail/108

先日、別府市内の２０代会社員女性が「ビルの駐車場に止めたマイカーを見間違え、 他人の車に乗り込もうとして恥ずかしい思いをした」と会社の上司に打ち明けた時のこと。

「実は私も…」と話し始めた上司も先日、大分市内の駐車場でマイカーにそっくりの車があったため、 駐車番号を間違え、他人の車の料金を払ってしまったという。

一万円札を両替するため、必要のない買い物までして小銭を準備、大きなショックを受けたらしい。

互いの失敗を“共有”し、確認の大切さが身に染みた２人は「もう絶対、同じ過ちは繰り返さない」。

[大分合同新聞]2013年02月08日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/105

先日の午後、別府市内の女子大学生から「自宅マンションのベランダの段ボールが燃えている」 と市消防署に１１９番通報があった。
署員が駆け付けると、ベランダに畳んで置かれた複数の段ボールが燃えていたので、消火器で消した。

事情を聴くと、火に気付く数分前、ルームシェアをしている女子留学生の一人が、ベランダで たばこを吸っていたという。
その際に使ったマッチの燃え殻をきちんと灰皿に捨てなかったのが原因らしい。
「すぐに気付いてよかった。“マッチ１本火事のもと”ですよ」と署員が厳重注意。

[大分合同新聞]2013年02月05日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/102

先日、同僚２人と広島県へスキー旅行に出かけた大分市内の３０代公務員男性。特に同僚の一人は 「運動不足を解消する」と意気込み、スキー板を持参する張り切りようだった。

全長２キロほどの中級者向けコースに上り、まず一番上手な同僚が滑り降り、続いて男性が滑走。 最後に滑るはずの、スキー板を持参した同僚を待ったが、なかなか降りてこない。

待ち続けていると、スキー板を担いで坂を走ってくる人を見つけた。よく見ると残りの同僚ではないか。
２人の前まで来て一言、「予想以上の高さに怖くて滑れなかった」。
男性らは「何のためにわざわざ スキー板まで持ってきたんだ」と大笑い。
「滑るよりも走って降りてきた方が運動にはなったのかな」

[大分合同新聞]2013年01月31日投稿
http://minijikenbo.com/ontime/detail/99